「元々は高崎競馬場」
元々は高崎競馬場だったが、採算性が悪く、売上好転の見込みが無いとして閉鎖された経緯がある。なお、当時はライブドアの堀江貴文氏が高崎競馬への参入を検討していたが、県との話し合いがつかず頓挫した。その後、民間馬券販売場第1号となるBAOO高崎(場外券売り場)となり、「ウインズ高崎」へ名称変更していた。
「立地」
高崎市街地最後の広大敷地とされる旧高崎競馬場跡地は高崎駅東口から約1kmの徒歩圏内であり、活用について、群馬県内初のJリーグ仕様の競技場など様々な意見が出たが、最終的に群馬県コンベンション施設整備基本計画によりコンベンションホール(展示場)に決定されている。
「コンベンションホールとはなにか?」
首都圏と茨城県や栃木県、新潟県や長野県の中心に位置する地理を最大限に活かし、大規模な展示施設や会議施設を整備し、ヒト・モノ・情報が集まるハブ施設としたい模様。
このコンベンションホールの規模について、1万平方メートルか2万平方メートルか利用者へのヒアリングや建設予算規模などを検討し、最適な建物を作ろうと検討を続けてきた。
こうした中で県議会コンベンション対策特別委員会は3月9日「1万平方メートルの多目的展示場を先行して整備する段階的整備の検討」とする知事への提言を行うとされ、県は提言受け、来年度中に基本計画の改定案を策定する。
なお、提言では「平成32年の東京五輪までの開業を目標」「最終的な展示面積は整備基本計画改定骨子案で示された2万平方メートル」としているなど2万平方メートルの巨大コンベンションホールが最終的には建設されそうである。
総事業費は約280億円、経済効果は200億円程度となるとしており、来場客数は年間200万人を想定している様だが、高崎市内の複数の筋からは「コンベンションホールにあまり用事は無い」「競技場の方が活用性があるのでは?」との意見も複数聞かれる中でコンベンションホールの需要は本当にあるのか?作ってみないとわからないであろう。
高崎駅東口は、ヤマダ電機が本社を構えるが、西口と比べ活気が無い。コンベンションホールが高崎市や群馬県の集客起爆剤となればよいが・・・
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